弦楽三重奏に対する自動採譜

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タイトル別名
  • Automatic Music Transcription for a Trio Using Stereo Musical Sound Signal

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説明

本稿では、ステレオの音楽音響信号を用いて三重奏を自動採譜する手法について述べる。自動採譜は従来から研究されてきているが、複数楽器による演奏を対象とする場合は、音源の分離と同定が問題となるため、単音や和音の認識はある程度行えていてもメロディの認識は行えていなかった。人間が音楽を採譜するときには、両耳間の音量の違いなどをもとに楽器の定位の違いを認識することで、楽器名はわからなくても異なる音源から演奏されていることを認識している。そこで本稿では音楽音響信号を用いて左右の音量の比をとり、比のヒストグラムを作ることで楽器の定位を推定し、音源を分離する。実際に演奏形態を三重奏に限定し、3つの楽器を左、中央、右に定位させ、音量の比のヒストグラムを作成し音源分離を行い、これを利用した自動採譜の有効性を示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027083681792
  • NII論文ID
    110002935583
  • NII書誌ID
    AN10438388
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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