プライバシー保護と個人単一IDを両立する認証基盤の提案(セッションA-1:認証技術(1))
書誌事項
- タイトル別名
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- A Proposal of Authentication Infrastructure Which Satisfies both Privacy Protection and Strictly Unique ID per User
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説明
インターネット上のオンライン・サービスの多くが,ユーザの登録時に厳密に個人を特定することなくユーザ固有のIDを与え,匿名アクセスを許している.そのため,匿名性を利用し,オンライン・サービスの運営者(プロバイダ)や,他のユーザへ被害を与えるような不正行為を行う者がいる.一人で複数のIDを取得できる限り,こうしたユーザを締め出すことは難しい.この対策として,ユーザのIDを厳密に一つに限定すること(個人単一ID)が考えられるが,既存の方法はその実現にユーザの個人情報を必要とするため,プライバシー保護の観点から望ましくない.そこで本論文では,信頼できる認証機関による第三者検証によって個人単一IDを実現する認証基盤を提案する.プロバイダに個人情報を提出する必要はなく,また,同一ユーザでもプロバイダが異なればIDが必ず変化するようにすることでプライバシー保護を図っている.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ]
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情報処理学会研究報告. CSEC, [コンピュータセキュリティ] 2008 (21), 1-6, 2008-03-06
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543027159547136
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- NII論文ID
- 110006821338
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- NII書誌ID
- AA11235941
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles