音声データ同時伝送システム用音声符号化方式と品質評価

書誌事項

タイトル別名
  • Speech Coding Algorithm and Quality Assessment for V.70 Digital Simultaneous Voice and Data

この論文をさがす

説明

公衆網上でモデムを介して, パーソナルコンピュータ等の端末装置間でティジタルデータと音声とを同時に送受する方式DSVD (Digital Simultaneous Voice and Data) のITU-T勧告V.70に使われるよう, 8kbit/s CS-ACELP音声符号化方式G.729の演算量削減版がAnnex Aとして勧告された経緯とそのアルゴリズムの特徴, 及び, 品質評価について述べる. DSVD用音声符号化式は, 低ビットレート, 商用電話品質, 短遅延時間, 低演算量が望まれ, また, 伝送効率の要請からVAD (Voice Activity Detection) 機能の併用が必須である. G.729 CS-ACELPは, 演算量を除いてほほすべて要求を満たしていたが, そのAnnex Aは演算量を大幅に削減し, 要求に合致させたものである. 品質評価は, 日本語ほか複数国語で行われ, G.729本体とAnnex Aが相互に接続可能であり, かつ, 所定の品質条件を満たすことが明らかとなった.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (14)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027223105152
  • NII論文ID
    110003296252
  • NII書誌ID
    AN10013221
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ