シミュレーションに基づく誤差を用いたディジタルフィルタ構成の最適化

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タイトル別名
  • Optimization of Digital Filter Structures Using Simulation Based Output Noise

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説明

固定小数点表現によるIIRディジタルフィルタを2次区間の縦続型で構成する際に、2次区間の極と零点の選択(ペアリング)、各2次区間を接続する順序(オーダリング)によって出力ノイズが変化する。従来は入力信号の性質を仮定してスケーリング係数や丸め誤差を解析的に求め、ペアリング、オーダリングの最適化を行なっていたが、その方法は、入力信号やフィルタの構造に依存するという問題点があった。本研究では、実際に離散時間領域でのシミュレーションを通して誤差を求めることにより、フィルタの構造や入力信号の種類に依存せずに最適化を行う手法を提案する。最適化アルゴリズムとしては、遺伝的アルゴリズムを利用し、丸め誤差とオーバーフローによる誤差を適応度の評価基準とすることにより、スケーリング係数、丸め誤差、オーバーフローの影響などをすべて考慮した最適化が可能となる。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027236472832
  • NII論文ID
    110003198468
  • NII書誌ID
    AN10013094
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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