逐次ベクトル射影法とその応用
書誌事項
- タイトル別名
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- A Recursive Vector Projection method and its applications
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説明
一般調和解析で用いられている成分分析手法を線形方程式の逐次ベクトル射影法(Recursive Vector Projection:RVP)として定式化する. RVPにより解の0でない係数を制限した線形方程式の近似解を得ることができる. 本報告ではRVPの高速計算法, 逆畳み込み演算専用の計算法について述べるとともに, RVPの逆フィルタの設計と音響エコーキャンセラへの応用を検討する. その結果, 逆フィルタ設計では, LSEによる逆フィルタと比較して乗算器数が1/7, 制御誤差が4dBの逆フィルタを構成できること, エコーキャンセラでは, 単位サンプルあたり3倍のフィルタ長の計算量でフレーム処理のLSE法を近似する適応制御が可能であることがわかった.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響
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電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 95 (587), 39-44, 1996-03-15
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543027291064704
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- NII論文ID
- 110003284325
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- NII書誌ID
- AN10164817
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles