真空管DCパワーアンプ : 6C33C-B真空管DCパワーアンプの開発

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タイトル別名
  • A Vacuum Tube DC Power Amplifier : Developing a 6C33-B Vacuum Tube DC Power Amplifier

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説明

半導体増幅素子と異なり, 真空管にはコンプリメンタリー・デバイスが存在しない.従ってDCパワーアンプは理論的に製作不可能である.しかし, 従来の真空管アンプの回路技術ではなく, 最新の半導体DCアンプの回路技術に基づいて真空管アンプの設計を試みた結果, 真空管でもDCパワーアンプの製作が可能になった.回路の直結化はカレンミラー回路で解決し, SEPP出力段の対称ドライブの条件は電流出力アンプによるドライブ法(完全対称アンプ)で解決した.このDCアンプは差動アンプとSEPP出力段による極めてシンプルな回路構成である.その低域カットオフ周波数はDCまで達しており, 出力トランスによる磁気歪みと大容量電解コンデンサーによる歪みから完全に解放された真空管パワーアンプである.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027291068032
  • NII論文ID
    110003284390
  • NII書誌ID
    AN10164817
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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