「もう」と「まだ」 : 状態の移行を前提とする2つの副詞
書誌事項
- タイトル別名
-
- mou and "mada", Adverbs Expressing Before or After the Shift of States
この論文をさがす
説明
「もう・まだ」は「コップに水がまだ半分もある」と「コップに水がもう半分しかない」、「コップに水がもう半分もある」と「コップに水がまだ半分しかない」のように、「コップに水が半分入っている」という一つの事態を全く逆の2つの観点から表す際に用いられる。一方「彼はまだ来ない」「披はもう来ている」のように、事象の達成・未達成を表すことから、アスペクトの副詞として扱われることが多い。本稿ではこの2通りの「もう・まだ」が、状態の移行という一つの原理で説明できることを示した。
収録刊行物
-
- 阪大日本語研究
-
阪大日本語研究 (11), 19-35, 1999-03
大阪大学文学部日本語学講座
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1572543027478060288
-
- NII論文ID
- 120004844893
-
- NII書誌ID
- AN10106606
-
- ISSN
- 09162135
-
- Web Site
- http://hdl.handle.net/11094/10705
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles