物理マシン間のライブマイグレーション手法の提案
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説明
仮想マシン間での OS のライブマイグレーションは,仮想マシンモニタが提供する機能の一つであり,ハードウェアの障害対応や負荷分散などに有効な技術である.しかし従来の手法では,物理マシン間でのライブマイグレーションは実現されていなかったり,実現手法が OS やファームウェアに依存したものになっていた.本研究では,仮想マシンモニタを用いて OS から透過的に物理マシン間の OS ライブマイグレーションを実現する手法を提案する.準パススルー型仮想マシンモニタを用いて,移動元のマシンで CPU やメモリ,物理デバイスの状態を取得し,移動先のマシンでこれらの状態を復元する.実際に割り込みコントローラ (PIC) やタイマーデバイス (PIT) について状態を取得・復元する機構のプロトタイプを実装し,機能を制限した Linux をマイグレーションできることを確認した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム
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情報処理学会研究報告. EMB, 組込みシステム 2013 (13), 1-7, 2013-11-26
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543027745088512
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- NII論文ID
- 110009633057
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- NII書誌ID
- AA12149313
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles