物理マシン間のライブマイグレーション手法の提案

  • 深井貴明
    筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻
  • 表祐志
    筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻
  • 品川高廣
    東京大学情報基盤センター
  • 加藤和彦
    筑波大学大学院システム情報工学研究科コンピュータサイエンス専攻

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説明

仮想マシン間での OS のライブマイグレーションは,仮想マシンモニタが提供する機能の一つであり,ハードウェアの障害対応や負荷分散などに有効な技術である.しかし従来の手法では,物理マシン間でのライブマイグレーションは実現されていなかったり,実現手法が OS やファームウェアに依存したものになっていた.本研究では,仮想マシンモニタを用いて OS から透過的に物理マシン間の OS ライブマイグレーションを実現する手法を提案する.準パススルー型仮想マシンモニタを用いて,移動元のマシンで CPU やメモリ,物理デバイスの状態を取得し,移動先のマシンでこれらの状態を復元する.実際に割り込みコントローラ (PIC) やタイマーデバイス (PIT) について状態を取得・復元する機構のプロトタイプを実装し,機能を制限した Linux をマイグレーションできることを確認した.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1572543027745088512
  • NII論文ID
    110009633057
  • NII書誌ID
    AA12149313
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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