平成17年度産米の米ぬか部が有する抗酸化性の品種間比較
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説明
動脈硬化、脳卒中、ガンなどの生活習慣病には生体内で生成する活性酸素が大きく関わっている事が明らかになり、これらを消去し、酸化ストレスを軽減できる食品成分が注目されている。米においてはビタミンE類、フェルラ酸などのポリフェノール類などが抗酸化性成分として知られる。我々は前報において色素米のぬか部にポリフェノール類に由来する強い抗酸化性があることを報告した。今回、強い抗酸化性を有する有望品種の選抜を目的とし、性状・形質の異なる品種のぬか部の抗酸化性の比較を行った。また、親水性成分であるポリフェノール類に由来する抗酸化性の他、作用部位の異なる脂溶性抗酸化成分であるビタミンE類を比較することで、総合的な米の抗酸化性の評価を試みた。本研究は「生物系産業創出のための異分野融合研究支援事業」の一部として、生研センターの支援を受け実施された。
収録刊行物
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- 東北農業研究
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東北農業研究 (59), 255-256, 2006-12
[東北農業試験研究協議会]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572543028117301376
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- NII論文ID
- 220000107605
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- NII書誌ID
- AN00168899
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- ISSN
- 03886727
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles