道産米を用いた微細米粉の製造と加工利用

この論文をさがす

抄録

粉砕乾燥複合機(ドライマイスタ)を用いた米粉製造では,前処理として充分に吸水を行い,粉砕時の送風温度を低温にすることにより,澱粉損傷が少なく,粒子が微細であり,吸水性の低い特性を持つ米粉が製粉できた。この米粉についてスポンジケーキ加工適性を検討した結果,小麦粉とほぼ同様の良好な加工適性を持つことが判明した。また,この米粉を用いて製パンを行う場合,小麦グルテンを添加し,加水量を増加させ,生地ダメージを最小限にする製造方法により,良好な米粉パンを製造できることが判明した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ