在来マスのBKD垂直伝播防止に関する研究(2)
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Abstract
1.BKDに汚染された養魚場のアマゴ親魚に対して採卵1ヶ月前の時期にエリスロマイシンを注射投与し、採卵期における親魚の保菌状態を調べた。2.エリスロマイシンを投与しない対照群の保菌率が11.7~20.0%であったのに対して、投与群の保菌率は1.7~5.0%であり、エリスロマイシンの注射投与が保菌率の抑制に有効であった。3.投与群では、対照群でみられた+++階級の重度な保菌魚がみられず、エリスロマイシンの投与により保菌レベルも抑制できることが分った。4.エリスロマイシン腹腔投与群と筋肉投与群の保菌率には統計学的有意差がなく、同等の効果がみられた。
Journal
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- 長野県水産試験場研究報告
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長野県水産試験場研究報告 (5), 43-46, 2001-03
長野県水産試験場
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1572543028119585792
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- NII Article ID
- 220000089037
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- NII Book ID
- AN10189523
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- ISSN
- 02893045
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- CiNii Articles