東京都練馬区石神井地区における自然体験からみる緑地の利用と変遷

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  • Usage and Transition of Open Spaces in Shakujiidai District in Nerima, Tokyo, From the Perspectives of Nature Experiences

抄録

本研究では、練馬区石神井台周辺を事例として1)昭和以降の緑地変遷と自然体験の関係と2)現在の緑地の実態と年代別利用について明らかにすることを目的とした。<BR> 自然体験の現状として、小学生は樹木・草花・水に関わる運動・遊びの自然体験を行っていた。20代以上は樹木の回答が多くの割合を占めていた。自然体験の内容では20代~40代が採集と観賞、50代以上は観賞が多かった。年代により自然体験の内容は異なるが"樹木"が自然と触れ合う上で大きな役割を果たしていた。体験場所をみると大規模な「都立公園」である石神井公園と「区立公園」「憩いの森」が利用されていた。活動に用いられる緑地の平均的な面積は2000m2以上であった。「児童遊園」や「区立緑地・緑道」などは自然体験を行う場としてあまり利用されていない。

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