<速報>静磁場による組織血流の上昇
書誌事項
- タイトル別名
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- Increase of the blood flow in the tissues by direct current magnetic field
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説明
小型永久磁石を体表に張り付けることで, 局所血流の増加が発生し, この局所血流の改善が肩こり, 筋肉痛, 更にこれらの局所血流増加による全身状態の改善が期待できる。本研究はメガネフレームを磁気物質で作成し, 磁気フレームメガネのフレームによる皮膚圧迫からくるコメカミの痛み改善とフレーム圧迫部の局所の血流増加がもたらす全身状態(肩こり, 筋肉痛等)改善の可能性を研究した。800ガウスの永久磁石をマウス皮下5mmまで近づけると, 皮下血流は2-2.5倍の増加が観測された。血流測定にはレーザードプラー血流計を使用し, 磁石はU型(極より5mmの位置で800ガウスの磁気強度)を使用した。また, 永久磁石の極性(N極, S極)を変えても, すべての磁極方向で同様な血流増加が観測された。この事はメガネフレームに磁石を利用すれば, 磁極方向に関係なく血流増加が見られるため, フレーム圧迫による血流阻害の改善が考えられる。
収録刊行物
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- 鈴鹿医療科学技術大学紀要
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鈴鹿医療科学技術大学紀要 5 163-168, 1998-03-30
鈴鹿医療科学大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824501644882304
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- NII論文ID
- 110000482701
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- NII書誌ID
- AN10446091
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- ISSN
- 13416472
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles