運動競技用芝生に関する研究 : I 各種構成土壤における日本芝の生育並びに茎葉の強度について

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  • Studies on the Lawn Grass for Athletic Fields. : I. Effects of Various Soil Conditions on Growth and Strength of Foliage of Japanese Lawn Grass (Hime-korai-shiba).

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抄録

運動競技場の芝生が激しい踏圧を受けても, 土壌条件が悪化しないように, 各種の土壌改良剤を用いて構成した土壌について, 日本芝(ヒメコウライシバ)の生育並びに地上部の損傷に対する抵抗性について比較検討した.1 土壌改良剤を用いた区は, いづれも地下部の発育は促進されたが特にP2(パーライト多量区), S2(砂多量区), SPL(砂+パーライト+ソイラック区)は地上部地下部とも最も良い生育を示した.しかし改良土層の深浅にかかわらず生育不良だつたのはC2(コークス多量区)で土壌改良の効果は認められなかつた.2 土壌改良剤を用いた区は, どの混合割合においても, 改良土層の深さ25cm区は17cm区に比べて, 地上部地下部ともすぐれた生育を示した.3 芝の地上部の摩擦強度については, 土壌改良剤添加区はいづれも無添加の対照区に比べて良い成績を示した.4 摩擦抵抗については, 芝の直立茎は葉に比べて格段に大であつた.特にD(ドロゲン区), P(パーライト区), L(ソイラック区), SPL(砂+パーライト+ソイラック区)などが良い成績を示した.5 折曲強度についてはPM(パーライト+ピートモス区), L, Dなどの区は茎葉とも良い成績を示した.

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