MANETのための複数経路を用いたルーティングプロトコルMR-LBSRとその性能評価(モバイルコンピューティングとユビキタス通信高度交通システム合同研究報告)
書誌事項
- タイトル別名
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- MR-LBSR : Multiple-Route Loop-Based Source Routing Protocol
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説明
アドホックネットワークのためのルーティングプロトコルとしてDSR(Dynamic Source Routing Protocol)、AODV(Ad-hoc On-Demand Distance Vector Routing Protocol)、LBSR(Loop-Based Source Routing Protocol)などが提案されている。これらのプロトコルは、アプリケーションメッセージの配送を開始する直前に送信元移動コンピュータから送供先移動コンピュータまでの経路探索を行ない、検出された経路情報のみを管理し、これを用いてメッセージ配送を行なうオンデマンド型のプロトコルである。また、検出される経路が1つのみである単一経路検出プロトコルである。しかし、アドホックネットワークでは、コンピュータの移動などによる無線信号到達範囲の変動やコンピュータの電源断などによって通信リンクが頻繁に切断される。このため、単一の経路のみではなく、迂回経路となり得る複数の経路も検出する複数経路検出プロトコルが必要である。本論文では、LBSRを拡張し、片方向リンクを含む場合でも、ループ経路探索によって送信元から送信先を通り送信元へと戻る複数のループ経路を検出しアプリケーションメッセージの配送に用いられる経路が切断された場合には他の経路へと切替えるとともに、他に切断された経路があれば、それを以降の切替え対象から取り除くMR-LBSR(Multiple-Route LBSR)プロトコルを提案する。
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. ITS, [高度交通システム]
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情報処理学会研究報告. ITS, [高度交通システム] 2003 (114), 129-136, 2003-11-13
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824501853285248
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- NII論文ID
- 110004028927
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- NII書誌ID
- AA11515904
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles