Head Mounted Display による同名半盲のリハビリテーションの可能性 : その背景と基礎
書誌事項
- タイトル別名
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- Rehabilitation for the patients with homonymous hemianopsia by Head Mounted Display : The background and the basis
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説明
同名半盲患者は視野の広範な欠損を両眼ともに生じるため, 日常生活において様々な不自由をきたしていることか予想される. しかし, かなり時間の経過した同名半盲が存在していた者の中には, さほどこの障害に問題意識のないものか多い. われわれは, その中に外斜視の患者がいるという点に着目し, プリズム眼鏡を利用した同名半盲患者のリハビリテーションを試みてきた. しかし, プリズム眼鏡は角度をつけれぱつけるほど, 得られる像の鮮明度が低下し, 歪みが大きくなる. このため, 使用困難な場合も少なくない. これに対してHead Mounted Display は現在でこそ画像解像度に難点を残すものの, 今後の改良によってはプリズム眼鏡の欠点を十分に補う補装具となる可能性がある.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎
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電子情報通信学会技術研究報告. HCS, ヒューマンコミュニケーション基礎 96 (243), 99-104, 1996-09-13
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1572824502300095872
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- NII論文ID
- 110003271502
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- NII書誌ID
- AN10487226
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles