24時間ホームケア : 介護報酬分析による夜間訪問介護利用実態をふまえての考察

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タイトル別名
  • Quantitative estimation of 24 hour home care needs in Japan : A comparative discussion with Denmark research

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説明

24時間ホームケアを推進していくためには,現状を把握する必要がある,デンマークの保健統計では,日勤・準夜・深夜の時間帯別ホームケア利用者数や訪問回数が集計され動向が把握されているが,日本の現状はよくわからない.そこで,訪問介護利用者数を自治体レベルで把握する基礎研究に取り組むこととした.東京都内の3自治体から,訪問介護の介護報酬データ3か月分を入手して,早朝・夜間・深夜の時間帯別の訪問介護サービス利用者数を把握した.結果,早朝・夜間帯の訪問介護利用者は,訪問介護利用100人に対して1.6〜5.5人,深夜帯の訪問介護利用者は訪問介護100人に対して1人以内であった.今後,夜間時間帯の訪問介護体制が整えられれば訪問介護需要は伸びるであろうことが予期される.包括的な24時間ケア体制が待たれている.

収録刊行物

  • 介護福祉学

    介護福祉学 14 (2), 163-174, 2007-10-01

    日本介護福祉学会

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