北海道東海大学学生の体育の授業に対する態度の測定 : 体育授業に対する態度尺度作成の試み

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タイトル別名
  • A Study of Measurement for Hokkaido Tokai University Student's Attitudes towards Physical Education : An Experiment for Attitude Scales towards Physical Activity Lesson

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説明

本研究では,「体育の授業」に対する態度尺度の作成をLikert法により試みた。また,運動の好嫌等の個人的条件が態度を規定する要因として,どの程度関与しているかを明らかにし,さらに,本学学生の「体育の授業」に対する態度を測定することを目的とした。本学学生360名を対象とした調査から次の結論を得た。 1.因子分析から9因子が抽出され,解釈可能な因子として7因子に価値因子,評価因子,社会生活向上因子,人間関係因子,よろこび因子,障害因子,健康因子と名づけた。 2.本学学生の体育の授業に対する態度は,好意的傾向を示した。 3.運動の好嫌度が体育の授業に対する態度の規定要因として,関係していることが明らかになった。 4.体力の自信の程度が,体育の授業に対する態度の価値因子,よろこび因子,障害因子に影響することが示された。 5.スポーツに対する態度と体育の授業に対する態度の価値因子,よろこび因子,障害因子に正の関係がみられた。 今後は,体育の授業に対する態度変容について明らかにして,授業効果を測定すると共に,態度を規定する要因により,因子構造の次元から検討していきたいと考える。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105976619578240
  • NII論文ID
    110000214055
  • NII書誌ID
    AN00230700
  • ISSN
    02884992
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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