経験からの学習 : プロフェッショナルへの成長プロセス(プロフェッショナリズムと経営教育)

書誌事項

タイトル別名
  • Learning from Experience : The Process of Becoming a Professional

この論文をさがす

説明

本研究は、営業やIT分野におけるプロフェッショナル人材の経験学習プロセスを、「人材を成長させる経験特性」、「経験学習を方向づける信念の役割」、「学習を促進する組織特性」という3つの視点から検討したものである。分析の結果、次の点が明らかになった。すなわち、(1)知識・スキルが業績と結びつくまでには10年の経験が必要となる、(2)領域(職種)が異なると経験学習パターンも異なる、(3)キャリア段階6〜10年目における経験が熟達の鍵を握る、(4)営業やIT技術者は、他者からよりも職務の性質から学習する、(5)営業やIT技術者は、「目標達成志向の信念」と「顧客志向の信念」を持つ、(6)顧客志向の信念が業績につながるまでには10年の期間が必要となる、(7)顧客志向の信念は、経験学習を促進する効果を持つ、(8)顧客志向と内部競争をバランスさせている風土を持つ組織において経験学習が促進されている。これらの発見事実を基に、組織における経験学習プロセスの仮説的モデルが提示された。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977119209216
  • NII論文ID
    110006392879
  • NII書誌ID
    AA11395802
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

問題の指摘

ページトップへ