接点の接触抵抗を回復する現象の物理的意味について

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タイトル別名
  • A Physical Meaning for Recovery Phenomena of Electrical Contact Resistance

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説明

境界皮膜を有する電気接点を金属-絶縁物-金属の三層構造モデルとして考え、その伝導特性を取り扱った。膜が安定に存在する場合の電圧-電流特性は容量性でその抵抗は高いが、フォーミングと称されるプロセスを経た膜は導電性を示すようになり、その電気伝導度は8桁ほど増加する。この現象の物理的解釈とそのための基礎的な検討、すなわち絶縁物層にイオンを打ち込んだ膜や金属をドープした膜構造をつくり、人為的にフォーミングと同じ現象を生じさせ得ることを実証した実験結果につき述べ、いわゆる"接触抵抗を回復する現象"と呼ばれてきた接点現象に対し、一つの説明の根拠を与えた。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977175922304
  • NII論文ID
    110003293370
  • NII書誌ID
    AN10383978
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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