一台のカメラによる顔と視線方向の推定
書誌事項
- タイトル別名
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- Estimating Face-and-Eye Direction from Images Taken with a Camera
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説明
本稿では1台のカメラによって得られた画像から, 人物の視線方向を検出する方法を提案する. 心理実験を行った結果, 視線方向を推定するためには, 両目と口の情報が得られればよいということが分かった. 本手法では, まず, テンプレートマッチングなどを用いて, 顔の幅や黒目, 目頭の位置を求め, 大まかな顔方向を推定する. 次に目, 口を3次元モデルにマッピングしたものを推定値の近傍で回転させ, 得られた画像と入力画像を比較することにより顔方向の補正を行う. さらに, 球形の眼球モデルを用いて眼球の回転角度を計算し, 得られた顔方向と加算することにより視線方向を求める. 6名126枚の画像に対して本手法を適用した結果, 左右方向を平均誤差約10度で求めることができた.
収録刊行物
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- 信学技法
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信学技法 95 131-136, 1996
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977176474624
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- NII論文ID
- 110003299620
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- NII書誌ID
- AN10013094
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles