回路理論に用いられる散乱行列の一次元波動現象への応用について

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タイトル別名
  • On Applications of Scattering Matrices used in Circuit Theory to One-Dimensional Wave Phenomenna

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説明

量子現象の波動も含めた1次元の波動現象に回路理論が応用され、共鳴トンネルのエネルギー準位は容易に求まる。しかし、共鳴トンネルの存在寿命には時間域解析が必要である。本文では線路における波の反射・透過に基づいた時間域の解析を検討する。すなわち、複素インピーダンスに対して整合形と共役整合形の二種類ある反射係数の違いを明確に示す。また、入射波および反射波から求められるS行列で解析を行うとき、無損失回路では電圧、電流および正規化のS行列はすべて同等であり、一つのS行列で充分であるのに対し、有損失線路では電圧および電流の二つのS行列を必要とすることを示す。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977190874112
  • NII論文ID
    110003198172
  • NII書誌ID
    AN10013094
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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