低軌道衛星通信システムにおけるドップラーシフトを考慮した搬送波周波数推定方式

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タイトル別名
  • A Doppler Frequency Estimation Scheme for Block Demodulators in LEO Satellite Communication Systems

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説明

低軌道衛星通信システム特有の問題の一つに,ドップラーシフトにより受信信号が大きな周波数偏位を持つことがある.このような環境下でバケット通信を行おうとすると,搬送波同期確立のためのプリアンブルが長くなり,伝送効率が低下する.そこで,プリアンブルなしに信号から復調を行う蓄積一括方式の適用を考える.多くの従来の研究では,周波数偏位として比較的小さな値を想定しているが,本稿では,低軌道衛星通信システムで生じる大きな周波数偏位を想定し,それを補正する方式を提案する.また,推定における残留周波数誤差特性を計算機シミュレーションにより評価し,FFTを用いた方式よりも良いことを示す.さらに,従来我々が研究してきた位相推定方式と組み合わせた場合の誤り率を求め,提案した周波数推定方式の有効性を明らかにした.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573105977244258304
  • NII論文ID
    110003289494
  • NII書誌ID
    AN10345990
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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