相対的和音進行に基づく和音進行解析のための語彙フリー無限Gramモデル
書誌事項
- タイトル別名
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- A Vocabulary-Free Infinity-Gram Model Based on Relative Chord Progression for Chord Progression Analysis
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説明
本発表では,和音進行に特化した言語モデルを提案する.英語等の自然言語文章を扱う言語モデルの研究は盛んに行われており,和音進行に対しても応用することができる.しかし,和音進行には 「調によって各語彙 (和音) の持つ役割が異なる」 という性質があるため,多義語だらけの文章であると解釈できる.既存の研究では,1) 転調しない曲のみを対象とする,2) ハ長調/イ短調になるようにあらかじめ移調させておく,という方法でこの問題を解決している.しかし,この方法には 「転調する曲」 や 「調が未知の曲」 に対応できないという問題がある.これらを解決するために 「相対的和音進行」 という,調を明示的に考慮しないモデルを提案する.実験の結果,頻繁に転調するジャズの和音進行データに対して,従来のモデルよりも低い perplexity を達成した.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告
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情報処理学会研究報告. MPS, 数理モデル化と問題解決研究報告 2015 (7), 1-6, 2015-02-24
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573105977706725888
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- NII論文ID
- 110009877759
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- NII書誌ID
- AN10505667
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles