アカマツ中目材による集成材の開発

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アカマツ集成材の構成部材となるアカマツ中目材から得られたラミナの強度性能,歩留り,乾燥特性等の測定・調査を行った。その結果,ラミナのJAS機械等級区分ではL70~L90が大部分であった。ラミナの引張り強さは平均値で19.0N/mm2で曲げ強さの平均値53.8N/mm2に比して大きく下回った。また,これらからなる集成材,及び,最外層・中間層にカラマツ高等級ラミナを配した異樹種複合集成材を作製し,強度詰験を行った。アカマツ集成材のJAS対称異等級構成はE95-F270やE85-F255が中心であったが,E65-F225ではMORが基準値に達しないものがあり,L90以下で作製した同一等級構成においても同様で,最外層にL90以下のアカマツラミナを使用した低等級の集成材では,JAS基準値を下回る可能性が高いことが示唆された。最外層にカラマツ高等級ラミナを配した異樹種複合集成材ではE135-F375のような高強度の集成材が作製できた。

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