秋吉石灰岩江原産のコノドント

  • 猪郷 久義
    Institute of Geology and Mineralogy, Tokyo University of Education
  • 小池 敏夫
    Institute of Geology and Mineralogy, Tokyo University of Education

書誌事項

タイトル別名
  • 490. CARBONIFEROUS CONODONTS FROM YOBARA, AKIYOSHI LIMESTONE, JAPAN

抄録

柳田寿一の研究した腕足類に富む秋吉石灰岩江原の採石場のコノドントを調べ.その時代を考察した。全般的には筆者らが先に報告した青海石灰岩産のものと類似するが.よりベンシルバニヤ系の要素が薄く, Chesterianとの類緑性が濃くなつている。江原産コノドント群集は青海のそれとほぼ同層位か, またはやや古くベンシルバニヤ系最下部に対比されよう, いくら古く見積つてもChesterian上部のKinkaidより古くはなるまい.なお箸者らがコノドントを沢山摘出した層準は正しくは腕足類の密集部よりやや上位である。

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