養魚排水対策試験
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抄録
養魚排水の水質を改善するためには、飼育池内の糞や残餌等を除去することが重要である。今年度は、糞及び残餌からのN,P溶出状況を経時的に調査し、糞や残餌を発生後どれくらいの時間内に除去する必要があるか、検討した。分析結果をもとに,糞または配合飼料1g(ともに乾燥重量)から溶出した各態窒素やオルトリン酸の量を算出した。今回の試験から、糞や残餌からのN・Pの溶出を最小限に抑えるためには、糞や残餌の発生後少なくとも2日以内にこれらを回収することが有効であることが示唆された。特に残餌からは短期間の間に大量のN・Pが溶出することがわかった。
収録刊行物
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- 栃木県水産試験場研究報告
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栃木県水産試験場研究報告 (44), 19-21, 2001-03
[栃木県水産試験場]
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387449857164416
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- NII論文ID
- 80012388912
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- NII書誌ID
- AN00393090
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- ISSN
- 13408585
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles