自律的ガバナンスにおける内部通報制度の意義(2004年度日本経営教育学会第50回全国研究大会)
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- 市古 勲
- 東海学園大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Meaning of the whistle-blowing system in self-directive governance
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説明
現在, 日本の各企業において, 日本経団連等の指針により, 内部通報制度もしくは企業倫理ヘルプライン設置の動きが活発化している。また, 法制度整備の側面では, 国民生活審議会消費者政策部会による「公益通報者保護制度」制定が, 具体的なものになった。これら諸主体の動きは, 企業不祥事の未然防止のために行われているものであるが, その内容を分析してみると, 経験や理論的考察が不足しているためか, 制度作りのみが先行しているように感じられる。したがって, その実効性については, 疑わしい部分も多い。そこで, 本報告では, エントレンチメント (entrenchment) 概念を手掛かりに, 主にコーポレート・ガバナンスの観点から企業における内部告発・内部通報, および内部通報制度の実効性の問題について考察を進める。
収録刊行物
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- 日本経営教育学会全国研究大会研究報告集
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日本経営教育学会全国研究大会研究報告集 (50), 57-59, 2004-10-08
日本マネジメント学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387451750129152
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- NII論文ID
- 110004520135
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- NII書誌ID
- AA11395802
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles