発声者が知覚する音声の音色 : その客観的評価

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タイトル別名
  • Objective evaluation of voice timbre in autophonic production

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説明

これまで筆者らは、発声時に発声者自身が聴取する音声(自己聴取音)の音色を、自己聴取音に相当する音声を発声者がイコライザとアッテネータを操作して、自己聴取音と出来るだけ似かよった音声(シミュレート音)を作成する方法(遅延音帰還法)を用いて、周波数軸上で定量化してきた。しかしながら、自己聴取音は発声者本人しか聴取できないが故に、シミュレート音との類似性を客説的には評価できなかった。そこで本研究では、男性の話し声の母音/a/を対象に、1)自己聴取音とシミュレート音、及び、2)シミュレート音とその音色を実験者が意図的に変化させて作成した音声(加工音)、との2種類の類似度評価実験を行うことによって、自己聴取音とシミュレート音の類似性か原理的には客観的に評価できること、及びその類似性か十分に高いことを明らかにした。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573387452012706176
  • NII論文ID
    110002935624
  • NII書誌ID
    AN10438388
  • ISSN
    09196072
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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