書誌事項
- タイトル別名
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- A neural network model of autoassociative memory in the olfactory cortex with cholinergic suppression
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説明
嗅覚皮質は三層構造を持ち, 各層に細胞や入力線維が規則的に配列されており, 嗅球からの求心線維と内在性の連合線維はそれぞれ特定の層内で興奮性シナプス結合をしている. Hasselmoらは嗅覚皮質の実験により, アセチルコリンが内在性線維のシナプス伝達を抑制することを明らかにし, コリン作動性の抑制を考慮したHebb型学習則を用いて, 神経回路網モデルのシミュレーシヨンにより, アセチルコリンによる抑制が嗅覚皮質における連想記憶の機能に重要であることを示した. さきに著者らは, 長期増強(LTP)と長期抑圧(LTD)の機能を組み込んだ神経回路網モデルを構築だが, 本論文では, LTP・LTD機能に加えて, アセチルコリンによる内在性線維のンナプス伝達の抑制機能もモデルに組み込むみ, 計算機シミュレーシヨンにより, LTP・LTDおよびアセチルコリンによる抑制が自己連想記憶機能に果たす役割を明らかにする.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング
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電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング 95 (599), 177-184, 1996-03-19
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387452282925312
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- NII論文ID
- 110003233168
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- NII書誌ID
- AN10091178
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles