FPGA NICとインカーネルKey-Valueキャッシュを用いたNOSQLの高速化
書誌事項
- タイトル別名
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- Accelerating NOSQLs using FPGA NIC and In-Kernel Key-Value Cache
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説明
本論文では,FPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えたネットワークインタフェースカード(FPGA NIC),および,カーネル内 Key-Value キャッシュ (K-KVC) を用いて NOSQL の一種であるカラム指向型データベースを高速化する.カラム指向型ストレージでは,行ごとに可変個のカラムを持ち,データは行キーを基に行単位でソートされているためスキャン範囲を指定したデータの取得を行うことができる.具体的には,ネットワーク経由でクライアントから送られてくるデータベースクエリを key,それに対応する検索結果を value とし,このような key と value のペアを K-KVC 内にキャッシュする.データベースへの Read 要求が K-KVC 内のキャッシュにヒットすれば,アプリケーション層で動作するカラム指向型データベースに問い合わせをせずに K-KVC の内容をクライアントに返すことができるため,データベースアクセスを高速化できる.本論文では,10Gbit Ethernet インタフェースを 4 個備えた FPGA NIC,および,Linux に実装した K-KVC を用いて大量のクエリを K-KVC 内で処理することにより高いスループットを実現できることを示す.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術]
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情報処理学会研究報告. SLDM, [システムLSI設計技術] 2015 (2), 1-6, 2015-01-22
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387452651808512
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- NII論文ID
- 110009868134
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- NII書誌ID
- AA11451459
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles