GPUにおける高速なCRS形式疎行列ベクトル積の実装
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Abstract
疎行列ベクトル積 (SpMV) は科学技術計算において多用される重要な基本演算である.本稿では GPU における高速な CRS 形式 SpMV の実装について報告する.GPU として NVIDIA 社の Kepler アーキテクチャを対象とし,CUDA5.0 環境において実装を行った.従来の Fermi アーキテクチャまでの GPU を対象に提案されていた実装手法をベースに,Kepler アーキテクチャで新たにサポートされた機能や仕様変更を活用して,最適化を行った.Kepler アーキテクチャの Tesla K20 における性能評価では,CUDA5.0 に付属の cuSPARSE における CRS 形式の倍精度 SpMV ルーチンに対して,200 種類の行列において,平均で約 1.86 倍,177 種類の行列で性能向上を達成した.
Journal
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- 研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)
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研究報告ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC) 2013 (5), 1-7, 2013-02-14
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Details
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- CRID
- 1573387452724845568
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- NII Article ID
- 110009536430
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- NII Book ID
- AN10463942
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- CiNii Articles