動画像符号化方式における心理特性とS/N依存性との関係

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抄録

従来の手法では一定の値で画質を下げることによってアンカリング効果を適用した動画像を使用し,その評価が行われてきた.本研究では,S/Nを基準に画質を設定し、S/Nが一定の値で下がっていく従来のdecreaseパターンを,動画像の始めと終わりの部分を一定としてその間の部分の画質を一定に下げるDecreaseパターンに変更し,一定の値を保つconstantパターンと,アンカリング効果を適用した動画像での実験に最適と思われる実験環境の下で比較実験を行った.結果,動画像全体の始めと終わりの各1/4の部分を一定としたdecreaseパターンとconstantパターンの選択率の検定を行ったところ,有意水準20%で有意差が確認された.

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