ALOS-2衛星画像を用いた口永良部島の火山活動モニタリング
この論文をさがす
抄録
このような陸域の自然災害を観測するSAR衛星については,2014年5月24日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)がALOSの後継機として打ち上げた陸域観測技術衛星ALOS-2の利用が国内外で広がっている。搭載されたLバンドのPALSAR-2センサには,より精度の高い干渉解析を行うことができる高性能な観測モードが追加されており,自然災害や環境変動の把握に大いに貢献すると考えられる。本研究では,このALOS-2 PALSAR-2から得られた複数時期のSAR画像を用いて,2015年5月に噴火した口永良部島における火山活動のモニタリングを試みた。具体的には,強度画像の差分やコヒーレンスを用いて火砕流による地表面の被覆変化を抽出し,干渉解析により噴火前後における地盤変位量を検出した。
収録刊行物
-
- 日本リモートセンシング学会誌 = Journal of the Remote Sensing Society of Japan
-
日本リモートセンシング学会誌 = Journal of the Remote Sensing Society of Japan 36 (4), 338-346, 2016-09
日本リモートセンシング学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1573387453045874560
-
- NII論文ID
- 220000164330
-
- NII書誌ID
- AN10035665
-
- ISSN
- 02897911
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles