伐倒ポータブルマニピュレータTATSUMIの設置・固定と運搬性能のフィージビリティスタディ
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抄録
筆者は,安全に立木を伐り倒せ,かつ作業者が持ち運べる,可搬式のマニピュレータを開発している。またこのマニピュレータは,公称で18万台普及しているチェーンソーをそのまま着脱して使用する。この伐倒ポータブルマニピュレータTATSUMIのIVまでで,人手による立木の伐倒作業を機械により代替した。マニピュレータにチェーンソーを操縦させることで,切削精度の安定性とその安全性を評価した。同時に長大異形で,重量のある立木を伐り倒すのに,ハーベスタ,フェラーバンチャのように数tクラスの機械にしなくても,作業者の安全を確保した状態で,立木を伐り倒せる可能性を明らかにした。これまでは立木を伐り倒す作業自体を対象に開発してきた。そこで,さらに伐倒作業前後の設置・固定の作業,そして運搬性能の向上を目的にTATSUMI Vを開発した。本報では,このTATSUMI Vの詳細と,このTATSUMI Vで伐倒作業を実証した結果について報告する。
収録刊行物
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- 森林利用学会誌
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森林利用学会誌 33 (3), 157-168, 2018-07
森林利用学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387453049282432
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- NII論文ID
- 220000158227
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- NII書誌ID
- AN10531146
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- ISSN
- 13423134
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- CiNii Articles