残留農薬分析業務における分析法の検討
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抄録
液体クロマトグラフタンデム型質量分析計(LC-MS/MS)を用いた野菜・果実類中の7種の残留農薬(クロルフルアズロン,ピラフルフェンエチル,ピリダリル,ピリミジフェン,フルアジナム,プロスルホカルブおよびペンディメタリン)の同時分析法を検討した。検討には,こまつな,たまねぎ,ばれいしょおよびみかんを用いた。試料からアセトンで抽出を行い,n-ヘキサンに転溶後,シリカゲルミニカラムおよびグラファイトカーボンミニカラムで精製し,LC-MS/MSで測定した。3試験室で厚生労働省通知の「食品中に残留する農薬等に関する試験法の妥当性評価ガイドライン」に基づき分析法の妥当性評価を行ったところ,すべての試験室において,ばれいしょにおけるピラフルフェンエチルを除くすべての組み合わせについて,妥当性評価の性能パラメータがガイドラインに示された目標値等に適合していることを確認した。
収録刊行物
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- 農薬調査研究報告 = Research report of agricultural chemicals
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農薬調査研究報告 = Research report of agricultural chemicals (10), 30-39, 2019-02
農林水産消費安全技術センター農薬検査部
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573387453049310720
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- NII論文ID
- 220000159941
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- NII書誌ID
- AA12477731
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- ISSN
- 21850348
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles