江東デルタ地帯における人工地形改変の変遷から見る都市環境の構造

書誌事項

タイトル別名
  • Urban Environmental Structure on Koto Delta Area seen through Transition of Artificial topographic change

説明

本研究では、江東デルタ地帯における人工運河を軸とした都市環境の構造を水系の改変に伴う土地基盤整備、及び、それと相互作用で成立してきた人工地形改変の変遷と都市開発パターンの関係性を明らかにすることを目的とする。江東デルタ地帯では明治時代中期以降の工場進出の結果、地下水の過剰揚水による地盤沈下が深刻化した。地盤高は全域で低下したが、運河沿いの工場立地が進んだ土地の沈下の程度は低い。一方で、荒川放水路開削後の急速な土地基盤整備を伴う市街地化が進んだ複数の人工運河間で囲まれた区域では沈下の程度が大きいことが確認された。この相対的に地盤高の高い人工運河沿いに連続する微高地に見る「人工堤防」構造を江東デルタ地帯における都市環境の構造として評価した。

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