地方中心都市における小流域に基づく緑地環境計画手法の導入に関する一考察

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  • A Study on Landscape planning based on Watershed Unit in Sendai Metropolitan area

抄録

近年我が国では、生態系、景観、防災、地球環境問題等を総合的に扱える空間環境単位として流域を用い、地域計画、都市計画を再編する試みが行われている。本研究では、地方中心都市における緑の基本計画への流域圏プランニング導入の可能性について、仙台市を対象とした事例調査を行い、適性と課題を論じた。小流域を設定、自然度に基づく類型化を行った後、地区ごとの空間構造と緑地施策との対応を分析したところ、丘陵地の造成地、中山間地域それぞれに適性が認められた。特に中山間地域では流域の階層性に沿った計画の作成が有効といえる。一方で、実効性を担保するためには、異なる分野の制度体系を縦断的に扱う体制の整備が不可欠であった。

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