A Study of An ATM Cell Assembly Method for Low Bit-rate Voice in VTOA

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  • ATM音声通信 (VTOA) における低ビットレート音声ATMセル化手法の一検討

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マルチメディア通信の基盤的ネットワークと位置付けられるATMは、現在、高速データ通信を目的として基幹回線を中心にその導入が進められている。言うまでもなく、ATMは、転送速度の種類等に関わらず、画像、文章、音声等を同一ネットワークで処理できることをその特徴の一つとしており、プライベート網においても、コンピュータ網と構内電話網の二重投資の解消による経済化への欲求、及び、ATMハブ、パソコン用インタフェースカード等のATM関連機器の低価格化によりATM化が加速されると考えられる。一方、ATM-Forumでも、回線交換をはじめ音声通信をATMで実現するためのVoice and Telephony Over ATM(VTOA)の標準化が現在進行中である。このようなことから、標準化の進展と呼応して、プライベート網を中心としたATMネットワーク上でのデータ+音声通信サービスが普及する可能性があると考えられる。プライベート網あるいは特定用途の専用線等においては、限られたネットワーク容量を最大限有効に活用するため、音声情報の圧縮が必須となる。1セル分蓄積するための遅延(セル化遅延)は一般にビットレートの低下と共に増大するため、低ビットレート音声のセル化に際しては、1セル中にユーザ情報長の短い複数チャネルの音声情報を格納することによりセル転送効率を低下させずセル化遅延を軽減する手法を検討する必要があり、コンポジットセル化、レイヤードセル化(またはショートセル多重化)等のアプローチが提案されている。本報告では、筆者等は低ビットレート音声に対するセル化手法の各種アプローチに関して、あるセル組立及び送出手法を仮定し、シミュレーションモデルを作成し、セル化遅延・セル転送効率等の違いをシミュレーションにより明らかにし、低ビットレート圧縮音声用のセル化手法に関して考察する。

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  • CRID
    1573668927182492160
  • NII Article ID
    110003268228
  • NII Book ID
    AN10471452
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • CiNii Articles

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