可変しきい値法によるセル優先制御方式の演算量とロバストネス

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タイトル別名
  • The Number of Calculations and Robastness of Variable Threshold Cell Discarding

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説明

筆者が提案している可変しきい値法によるセル優先制御方式は,評価関数の期待値J(n+1)が最小となるようにしきい値を決めることにより,負荷が変動した場合でも高優先セルの平均セル廃棄率CLR_Hが要求品質QOS_Hで安定するという特徴を持つ.しかし, 1セルスロットごとにJ(n+1)の最小値を計算する必要があるため,計算量が膨大になるという欠点があった.そこで,本報告では, J (n+1)の性質からJ (n+1)が最小となるしきい値を内部状態の陽な関数として導出し,提案方式の制御アルゴリズムが,加減算2回,テーブル検索2回,ビットシフト2回,比較1回で実行できることを示す. また,提案方式はQOS_Hを保証するという意味で固定しきい値法やプッシュアウト法よりも優れていることを,解析とシミュレーシヨンにより示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573668927259794176
  • NII論文ID
    110003234802
  • NII書誌ID
    AN10060742
  • ISSN
    09135685
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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