【特集】現代社会総合研究所2017 年度第2回シンポジウム講演録「日本における介護労働とその賃金:準市場とジェンダーの視点から」

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抄録

現在、日本社会は、介護労働力の不足という深刻な問題に直面しています。そして、この問題を解決するためには、日本の介護サービス市場をとりまく社会のありようについての適切な理解と、解決すべき課題の明確化およびコンセンサス形成、さらには実証的根拠に基づく問題解決策の提案が欠かせません。 本シンポジウムでは、「準市場」「ジェンダー」を鍵概念として介護労働をめぐる社会的状況とその変化を明らかにしたうえで、介護労働と賃金について、経済学と社会学の両分野における実証研究の知見を紹介します。こうして得られた「介護労働と賃金に関し解決すべき課題」についての共通理解に基づき、介護労働力不足解決のためにどのような対策や政策的対応を行うべきであるのかについても考えてゆきます。コーディネーター:村尾祐美子(現代社会総合研究所運営委員、社会学部准教授)主催:東洋大学現代社会研究所「超高齢社会の医療と介護に関する研究会」(2017 年11 月11 日(土) 於 東洋大学白山キャンパス125 記念ホール)

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