Stair step artifact の物理特性 : Two effects の分布

  • 上原 正典
    医療大学付属病院放射線技術科
  • 村木 一夫
    医療大学付属病院放射線技術科
  • 青木 誠
    県立中央病院地域がんセンター放射線技術科
  • 河島 道久
    県立中央病院地域がんセンター放射線技術科
  • Ikoma Hideki
    Depertment of Radiological Technology, Ibaraki Prefectural Central Hospital and Cancer Center
  • Yamada Kouji
    Depertment of Radiological Technology, Ibaraki Prefectural Central Hospital and Cancer Center
  • Hashimoto Naoaki
    Depertment of Radiological Technology, Ibaraki Prefectural Central Hospital and Cancer Center

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Stair-step artifact : Distribution of aliasing effect and rotation effect

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説明

高速で画像処理が可能な、らせんCTが臨床の場に普及し、その有用性に関して数々の論文が発表されているが、一方、axial画像から三次元画像を構築する際に、問題となるらせんCT特有のアーチィファクトにStair-step artifactが存在する。これらは、aliasing effectとにわけられるが、Stair-step artifactが、画像上どのように形成されるのかその原因と軽減方法について、ロート状ファントムを用いて検討を行った。その結果、テーブル速度が遅い場合、同心円が重なるaliasing effectが抽出されたが、これはリコンピッチを小さくすることが有効であった。rotation effectは、画像再構成間隔が小さい場合、テーブル移動速度が速まるにつれて画像上螺旋状にあらわれ、画像再構成間隔が大きい場合には半螺旋状を呈した。これは画像補間法(180度補間)の影響を受けていると考えられ、テーブル移動速度とリコンピッチを小さくする必要が考えられた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950401666251648
  • NII論文ID
    110001065783
  • NII書誌ID
    AA11902398
  • ISSN
    13448218
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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