ソフトウェアの特許保護適格性判断における「技術的性質」の考察
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説明
数学は従来自然法則には含まれないとされてきたため、ソフトウェア・アルゴリズムは発明として成立しないとする学説が一般的である。しかし、素数の性質・定理を使った暗号関連技術など、数学的理論の色彩が強いアルゴリズムが特許として多数成立しているのが現状である。特許庁の審査基準には「技術的性質に基づいた処理であれば自然法則の利用といえる」という記載があるが、この「技術的性質」については定義も具体例もない。本稿では、「技術 的性質」を「技術上の貢献をなしうる性質」と広く捉えるのが合理的であることをを指摘する。
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. EIP, [電子化知的財産・社会基盤]
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情報処理学会研究報告. EIP, [電子化知的財産・社会基盤] 3 57-64, 1999-01-30
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950401869789696
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- NII論文ID
- 110002675677
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- NII書誌ID
- AA11238429
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles