事前知識を用いる学習手法
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- 城坂 晃正
- 山一情報システム 株式会社 情報技術研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- A learning method using the task dependent knowledge
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説明
学習に事前知識を用いることで、学習能力/汎化能力/学習速度の向上が期待できる。これまでに、次のような事前知識を用いる手法が提案されている。 <a: NN 初期構造決定>___- 学習データ間の因果関係を基に NN の初期構造(接続、基底関数)を決定 <b: 学習用評価関数>___- 事前知識を評価関数の形で表現し、これを学習用評価関数に加えたものを最少化するように学習 しかし、手法 a では、学習データ間の因果関係が明らかな分野以外には適用できず、手法 b では、事前知識として追加した評価関数と本来の評価関数に矛盾が生じた場合、学習量が小さくなり、収束が遅くなるという問題点があった。以上の原因により、事前知識を有効に活用できる分野に制限があった。 本発表では、以上の問題を解決するため、(城坂1997) における最終状態を学習誤差、途中経過を事前知識とみなし、事前知識を Coevolution の winner 選択基準として取り扱う手法を提案する。本手法により、幅広い分野において事前知識を活用した学習が可能になる。
収録刊行物
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- 電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集
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電子情報通信学会ソサイエティ大会講演論文集 1997 6-, 1997-08-13
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402149556736
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- NII論文ID
- 110003340981
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- NII書誌ID
- AN10489017
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles