書誌事項
- タイトル別名
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- An Approach to Distributed Constraint Satisfaction Problems by Using Mobile Agents : Development of Distributed Cooperative Power Outage Scheduling System
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説明
近年, 現実の様々な問題に対して制約充足問題からの実用的なアプローチが進んでいる.そのため, 大規模な制約充足問題のモデル化や効率的解決手段として分散協調的な制約充足解法が注目されている.しかしながら, 従来の分散制約充足アルゴリズムでは, 変数の決定方法に関する戦略や, 決定順序に関する優先度といったヒューリスティクスをうまく反映させて, 探索効率や解の質を向上させるといった試みはあまり行なわれていない.また, 実際に分散システムを構築し, 分散制約充足問題の解法を実現するにあたっては幾つかのソフトウェア構築上の問題点が指摘されている.そこで, 本稿ではこれらのヒューリスティクスを制約充足問題の分散的解法に取り込む方法を考案し, その実現モデルとしてモバイルエージェントを用いた解法を提案する.そして, 本解法に基づく分散協調型のスケジューリングシステムを電力系統設備作業停止計画問題へ適用し, 本モデルにおいてヒューリスティクスが制約充足問題の分散的解法に取り込まれ, 探索効率や解の質が改善できていることを確認する.また, 最後にヒューリスティクスを取り込む方法の実現にモバイルエージェントモデルが適している理由をまとめる.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
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電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理 98 (58), 15-22, 1998-05-21
一般社団法人電子情報通信学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402150498176
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- NII論文ID
- 110003186985
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- NII書誌ID
- AN10013061
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles