順次走査変換のための動き検出法改善の検討

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タイトル別名
  • Consideration on Improvement of Motion Detection for Deinterlacing

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説明

インタレース走査のテレビジョン画像信号を順次走査に変換する際に必要な, 動画領域検出の改善方法を検討した。動き適応型順次走査変換では,動画領域の検出漏れが画質劣化の1つの原因となる。これを改善するため,動き検出において,従来のフレーム間差分に加えて,フィールド間差分を画像の空間周波数成分に適応して用いる方法を提案した。提案した方法は, 動画領域の誤検出をあまり増加させることなく,縦縞等の水平方向に周期的な画像における検出漏れを除去できる。また,演算量の増加は少なく,実現も容易である。テストチャートおよび一般画像で実験したところ,その効果が確認され,順次変換画質が改善された。

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参考文献 (6)*注記

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1573950402175241344
  • NII論文ID
    110003282533
  • NII書誌ID
    AN10013298
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • CiNii Articles

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