多視点画像から復元した3Dモデルを用いた落石シミュレーション
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説明
多視点画像から復元した 3D モデルと物理演算エンジンを用いた落石シミュレーション手法を提案する.岩石形状は,落石シミュレーションにおける地面との衝突,跳躍,落下経路を推定するために重要な情報であるが,従来行われてきた落石シミュレーションの多くは,レーザレンジスキャナで計測した斜面形状の上を,球体などの近似形状の岩が落下するものであり,落石の複雑な挙動を推定するのに十分であるとはいい難い.本手法では,斜面とその上に存在する岩を各々撮影した多視点画像を解析することにより,岩と斜面の形状を持つ 3D モデルを復元する.岩のレンダリング画像と斜面を撮影した画像間の対応関係から,二つの 3D モデルの間の剛体変換行列を算出し,岩の 3D モデルを斜面の 3D モデル上に位置合わせする.位置合わせした 3D モデルに対して物理演算エンジンを適用するにより,より現実に近い状況下での落石シミュレーションを実現とする.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア]
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情報処理学会研究報告. CVIM, [コンピュータビジョンとイメージメディア] 2015 (27), 1-6, 2015-01-15
一般社団法人情報処理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402598239616
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- NII論文ID
- 110009882547
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- NII書誌ID
- AA11131797
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- ISSN
- 09196072
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles