子どもの発達と感覚統合 : おもちや・遊具・あそび環境(力触覚,手,一般)
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- 伊藤 祐子
- 首都大学東京健康福祉学部作業療法学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Child development and Sensory Integration : Toy, Playground equipments and play environment
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説明
感覚統合理論は,1960年代にアメリカの作業療法士A.Jean Ayresにより提唱されました.1980年代に我が国に紹介され,現在に至っています.学習障害児の生活上の困難の原因を神経生理学的な視点から理解する点が特徴であり,現在では世界各国で学習障害児のみならず,発達障害児・者全般に応用されています.感覚統合理論では特に触覚・前庭感覚・固有受容感覚の3つの感覚が統合されることが発達の基礎として重要であると考えられています.また,これらの感覚は本人が能動的に内的欲求に基づき体験することが重要であるとし,「あそび」という形で子どもたちが楽しく経験できるような環境を準備することが支援者の役割となります.これらのあそびにおいては、さまざまなおもちゃや遊具、環境が欠かせません。今回は,子どもの発達を促す豊かなあそび環境について,感覚統合の視点を通してお話ししたいと思います.
収録刊行物
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- 電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理
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電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 113 (501), 1-, 2014-03-10
一般社団法人電子情報通信学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402604735104
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- NII論文ID
- 110009861334
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- NII書誌ID
- AN10487237
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles