コンテナ型仮想化の機能を応用したページング方式
書誌事項
- タイトル別名
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- A Paging Method utilizing Container-Based Virtualization
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説明
コンテナ型仮想化は,コンテナと呼ばれるプロセスグループごとに独立した実行環境を提供する,オペレーティングシステム (OS) レベルの仮想化である.それぞれのプロセスはコンテナと呼ばれるグループに分類され,異なるコンテナに属するプロセスは互いに影響を受けない.互いに関連のあるプロセスを同じコンテナに所属させ,他のプロセスから隔離することで,ホスト OS 上で複数の独立したサービスを提供することができる.このコンテナ型仮想化では,関連があるプロセスが同じコンテナに所属するため,通常のプロセス実行よりも詳細にプロセス間の関連性を把握することができる.この情報を利用することで,あるプロセスが実行待機状態になった場合に,関連するプロセスがページアウトされているならば,スワップ領域からの先読みが可能である.つまり,コンテナの情報を利用することでページングのコストを削減することが可能である.本発表では,コンテナ型仮想化環境で得られる情報を応用したページング方式について議論する.
収録刊行物
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- 情報処理学会研究報告. [システムソフトウェアとオペレーティング・システム]
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情報処理学会研究報告. [システムソフトウェアとオペレーティング・システム] 2015 (8), 1-5, 2015-02-19
一般社団法人情報処理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1573950402638423936
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- NII論文ID
- 110009877658
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- NII書誌ID
- AN10444176
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles