モデル検査における健全性を満たす変数抽象化方法の提案
この論文をさがす
抄録
自動車等の組込みソフトウェアは高信頼性を求められるが,ソフトウェアの大規模化,複雑化から,テストのみでは高信頼性の確保が困難である.そのため,モデル検査が注目されているが,状態爆発問題からモデルの抽象化が必要である.本稿では,組込みソフトウェアがセンサから得た速度,温度等の多数の変数を扱うことが多いことに着目し,変数の抽象化を行う.さらに,抽象化前後のモデルの健全性を保持するための条件を導入する.その条件により命題に基づいて変数を分割,抽象化することにより,健全性を保持したモデルの変数を抽象化する方法を提案する.提案方法をクルーズコントロール制御へ適用し,検証時間,反例を抽象化前後で比較し,妥当性を評価する.
収録刊行物
-
- 第74回全国大会講演論文集
-
第74回全国大会講演論文集 2012 (1), 385-386, 2012-03-06
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1573950402834082304
-
- NII論文ID
- 170000089677
-
- NII書誌ID
- AN00349328
-
- Web Site
- http://id.nii.ac.jp/1001/00109514/
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- CiNii Articles